名称 | 略称 | 対象範囲 | 噴火警戒レベル(キーワード) | 火山活動の状況 | 防災対応 |
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噴火警報(居住地域) | 噴火警報 | 居住地域及びそれより火口側 | レベル5(避難) | 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態 | 居住地域避難等 |
レベル4(避難準備) | 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想 | 居住地域避難準備(自主避難、災害時要援護者避難あり) | |||
噴火警報(火口周辺) | 火口周辺警報 | 火口から居住地域近くまでの広い範囲の火口周辺 | レベル3(入山規制) | 居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想 |
・防災対応の葉にを拡大(4kmを超える範囲で注意喚起、一時規制等) ・登山禁止(火口から4km以内規制) |
火口から少し離れた所までの火口周辺 | レベル2(火口周辺規制) | 火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想 | 火口周辺立入禁止(火口から2km以内規制) | ||
噴火予報 | 火口内等 | レベル1(活火山であることに留意) | 火山は静穏。火山活動状態によって、火口内で火山灰の噴出等が見られる。 | 火口付近立入禁止(火口から500m以内規制)(火山活動の状況により緩和も検討) |
【浅間山は】
群馬県嬬恋村と長野県北佐久郡軽井沢町及び御代田町との境にある標高2,568メートルの世界でも有数な活火山として知られています。数十万年前から火山活動が活発であり、過去に大規模噴火が発生し、大きな被害を受けてきました。天明噴火のような大規模噴火では、噴火が始まると次のようなことが起こります。
1.噴出岩塊の落下
2.大量の火山灰・軽石の降下
3.火砕流の流下
4.溶岩流の流下
火山用語の基礎知識(PDF版)
市町村をはじめ防災関係機関は、噴火に備えて住民や観光客の皆さんの安全を確保するための対策を講じていますが、大規模噴火が始まってからでは、避難は困難です。安全確保のためには、十分な備えと早めの避難が大切です。
【もし噴火が始まったら】
・テレビやラジオ、行政機関の広報(広報車、防災行政無線など)をよく聞きましょう。
・市町村長から避難勧告などの指示があった場合は、それに従いましょう。
・避難は落ち着いて。お年寄り、幼児、体の不自由な人、観光客などの避難を助けましょう。
【災害時避難場所一覧】
※名称をクリックすると、位置が表示されます。
●川原畑地区
川原畑住民センター 川原湯566-1
●川原湯地区
川原湯住民センター(打越) 川原湯454-45
●横壁地区
横壁住民センター 横壁537-17
●林地区
町立第一小学校 林1394-5 電話82-2145
林住民センター 林570-2 電話82-3660
●長野原地区
町立東中学校 長野原1110-1 電話82-2064
長野原区住民センター 長野原239-2 電話82-2386
住民総合センター(@長野原) 長野原1340-1 電話82-2244
●大津地区
町立中央小学校 大津4 電話82-2026
大津地区多目的集会施設 大津244-2 電話83-7125
●羽根尾地区
羽根尾生活改善センター 羽根尾241-3 電話82-3688
●与喜屋地区
若人の館 与喜屋270-3 電話82-2248
与喜屋公民館 与喜屋956-1
与喜屋地区多目的集会施設 与喜屋326-4
屋内運動場 与喜屋270-1 電話82-2248
●応桑地区
町立応桑小学校 応桑20-2 電話85-2002
応桑地区多目的集会施設 応桑271-6 電話85-2821
町立西中学校 応桑1543-310 電話85-2249
●北軽井沢地区
町立北軽井沢小学校 北軽井沢1924 電話84-3010
北軽井沢住民センター 北軽井沢1988-775 電話84-3004
【避難方向3原則】
1.浅間山から離れる。
2.できるだけ風下を避ける。
3.少しでも高いところへ避難する。
浅間山火山防災マップについて
浅間山については、これまで平成6年度に「浅間山火山防災マップ」を、さらに平成15年度に「浅間山火山防災マップ2003年版」を公表してきました。
その後、平成16年9月及び平成21年2月に噴火があったこと、気象庁が発表する「火山活動度レベル」が、自治体の防災対応に合わせた「噴火警戒レベル」となったこと、及び噴火後に浅間山周辺市町村で設立した「浅間山火山防災対策連絡会議」において、レベル3までの広域的防災対応が策定されたことなどを踏まえ、新しく「浅間山火山防災マップ」を作成しました。
新しいマップには、「レベル3」発表時における浅間山周辺の道路規制などが掲載されています。2003年版を補完するものですので、あわせてご活用下さい。
浅間山火山防災マップ(長野原町)
国土交通省 利根川水系砂防事務所 ホームページ
浅間火山防災マップ(2003年版)
※各市町村の火山防災マップ(2003年版)がダウンロードできます。
浅間山融雪型火山泥流について
雪が浅間山山頂付近に積もっている時期に高温の火砕流が発生すると雪が溶け、土砂や火山灰等と一緒になって、斜面を高速で流れ下る現象で、流れる泥流の速度は時速60キロにも達します。融雪型火山泥流は過去の事例などから町に被害を及ぼす可能性は極めて低いものの、万が一発生した場合、約15分で別荘地や住宅地に到達する可能性があります。長野原町を含む関係市町村、群馬県、長野県、内閣府、気象庁、国土交通省関東地方整備局等で構成する浅間山火山防災対策連絡会議が発表した被害想定マップにより融雪型火山泥流に対する知識を身につけていただき、災害発生時には自らの判断により早めの避難をする参考として下さい。
関係機関へのリンク
浅間山に関する情報の詳細は、こちらでご確認下さい。