長野原町とドコモによるＩＣＴ等の活用による地域課題の解決に向けた連携協定締結について
群馬県長野原町（以下、長野原町）は、株式会社NTTドコモ（以下、ドコモ）と、ICTなどを活用した地域活性化を目的に連携協定（以下、本協定）を本日締結しました。
本協定により、ドコモの持つICTなどの技術を活用して、地域独自のプラットフォーム構築および活用により、平時・有事双方の情報格差解消や、社会福祉・交通に関する環境整備、事業者支援の仕組み強化をめざします。
これまで長野原町では、全ての住民へ情報が行き届いているかが確認できない、災害・避難指示などの防災無線が騒音などで届かないといった情報格差がありました。また、高齢者の健康診断受診率が低く、交通弱者のための社会福祉・交通の環境整備も喫緊の課題となっています。さらに、地域の飲食店・観光施設などの認知度が低く、事業者支援の仕組みの強化も求められていました。
これら課題の解決に向け、地域独自のプラットフォームとして、地域住民や観光客向けのアプリと行政および地域事業者向けのダッシュボードをドコモとの共同で構築・提供します。
このアプリの提供により、防災情報や町政サービスに関わる情報を地域住民へ格差なく届けることができるようになるほか、地域の飲食店で利用可能なクーポンなどの配信も可能となり、地域住民の生活の質の向上と観光客の地域内周遊の促進につなげられると期待しています。
同時に、今後は本プラットフォームには、健康増進の仕組みとして、歩数に応じて地域独自特典と交換できるポイントの付与や体重・血圧等を管理できるドコモのサービス「健康マイレージ」プログラム実装も検討しております。更に将来的には、二次交通の予約など、さまざまな機能拡充の可能性についても模索していきます。
また、このアプリ活用に並行して、本プラットフォームの利用促進に向け、スマホ非保有世帯に対してスマホを貸与し、操作に不安を抱える住民向けに「ドコモスマホ教室」を開催することで、デジタル庁が掲げる「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を実現し、地域全体のデジタルデバイド解消につなげます。
長野原町としましては、本協定を通じて、ドコモと連携により長野原町の魅力向上とさらなる地域活性化をめざします。