第一小学校旧校舎にて、長野原町の小正月の行事「ツクリモノ」に関するミニ展示をおこなっています。
「ツクリモノ」とは、1月15日前後の小正月に向けて各家庭で作られる木工品などのことで、それぞれのツクリモノには一年の豊作や家内安全への祈りが込められています。
群馬県はその種類の豊富さで知られていますが、なかでも長野原町をはじめとする吾妻地域山間部は、この地域にしか見られない珍しい種類のものがあるなど、ツクリモノが盛んな地域です。
ツクリモノの多くは、お正月の松飾りと同様に、その年一年のために作られ、どんどん焼きで燃やされたり供えられたまま朽ち果てたり形として残ることが少ないため、地元の方でも実物を見たことがないという人も多いと思います。
今回の展示では、町で収集保存したツクリモノのうちのごく一部をご紹介します。
ぜひこの機会に実物をご覧ください。(簡単な解説資料も配布しております。)