やんば天明泥流ミュージアムロゴマーク

「長野原町に伝わる小正月のツクリモノ」展、始まりました。

ミュージアム併設の第一小学校旧校舎では、12月より「長野原町に伝わる小正月のツクリモノ」展示が始まりました。
「ツクリモノ」とは、毎年小正月の1月15日にあわせて、その年一年の豊作や家内安全を祈って、農家の人々が手作りした木工品のことです。
ツクリモノ(またはモノツクリ)と呼ばれる風習は全国各地で見られるものですが、ここ長野原町は群馬県のなかでもその種類が豊富です。また「キジグルマ」と呼ばれる子どもの玩具にもなったものは、当町やお隣の中之条町六合地区などこの地域限定で伝わる、全国的にも珍しいツクリモノです。
農家の暮らしも近代化した現代では、実際にツクリモノをつくる家庭も消えつつありますが、できれば地域に伝わる風習として、その意味も含めて継承していければよいと考えます。
ミュージアムでは、この展示をはじめ、年明けには実際にツクリモノをつくる体験や講座などのプログラムを予定しています。
この冬、愛らしいツクリモノの世界をどうぞお楽しみください!

tukurimono1 tukurimono2